鬱を食らわば

元うつ病不登校児、アラサーでうつ病再発しました。

無意識に攻撃を助長?!ターゲットになりやすい人の特徴

どうも、うつ病絶賛再発中のkuraです。

 

休職して数ヶ月…色々あったなぁ。

精神科の担当医との面談や、

精神科医の書いた本などを通して、

うつ病のこと、その原因は何か、治せるのか、

今後どう防いでいくかを模索してきました。

 

原因の一つとして「認知の歪み」も学びました。

以前このブログでも記事にしましたね。

そして、最近の課題として取り組んでいるのは

この世には誰かを攻撃したくて堪らない人

誰かを攻撃せずにはいられない人がいるらしい

ということです。

私はそういった人たちのターゲットにされやすい人

だということも分かりました。

 

そういう攻撃欲の強い人を引きつけ、

助長してしまう。それも無意識のうちに。

 

そんな恐ろしい性質を持つ人と言うのは、

一体どんな人なのか?

私自身の生い立ちや思考の癖を交えて

紹介してみることにします。

 

 

人が誰かを攻撃しようとするとき、まずどうするか?

応えは簡単、攻撃対象を選びます。弱そうなやつを。

 

他人に同情的で面倒見がよく、頼まれると断れない人。

自己主張や自己防衛が苦手でおとなしい人。

争いを好まず、相手の無礼にも寛容なところがある。

自信がなく、恐怖や罪悪感を抱きやすい性質を持つ人。

 

一見すると何も悪くない、ただの善良な人に見える。

しかし攻撃する側から見れば良い餌食でしかない。

最終目標は支配と絶対服従。完全操作。

そのためには、以上の特徴を持つ人は打って付け。

 

親切なふりをして近づき、さり気なく相手の弱みを

指摘し、劣等感を刺激し、罪悪感を煽り、あらを探しては

責めるようなセリフで追い込み、要求をほのめかし、

少しずつ、確実に壊していく。

 

こんな惨いターゲットになってしまう性質は、

どのようにして構築されたのでしょうか?

 

まず、幼少期から褒められるということが少なく

認められるより、けなされる方が多い傾向にある。

何をやっても叱られるので、自己主張ができません。

故に、常に自信が無い状態が構築されます。

ずっと自分の価値を認めてもらえなかった為

他人からどう思われるか、人一倍過敏になってしまう。

 

何をやっても否定されたり、叱られたり、嘲笑されて

辛いことしかなかったという記憶がある為、できるだけ

不快な経験を避けようとして不和や葛藤を恐れ、

無意識のうちに波風を立てたくないと考えるようになります。

 

私の場合はこれに加えて、他者を傷つけることを

極端に恐れるという特性がありました。

認知の歪みで全か無か思考というのがありましたね。

白か黒か、中間色が無い極端な考え方です。

まさにこれでした。白か黒か、善か悪か。

何でも人に責任転嫁して当たり散らしている人が

近くにいたせいで、その真逆を行こうとしたわけです。

全て自分が背負ってこそ善なのだ。私が全て悪い。

人を非難してはならない。人を傷つけてはならない。

 

罪悪感を抱きやすく、自己懲罰の精神で少々の

仕打ちでは音を上げない。これは償いだ。謹んで受けよ。

理不尽な仕打ちに堪えれば耐えるほど、清められて

いくかのように、粛々と耐えていたのです。無意識に。

 

そして、自信が無いから余計に自分のせいだと思い込む。

何かにつけ、上手くいかないのは自分のせいだと思うのです。

私が全て悪い。私一人が我慢すれば良い。頑張ればいい。

 

誰かに認められたい、愛されたいという欲求と

同時に、誰かに拒絶されることへの恐怖心

この2つの気持ちの間でもがき続け、その結果が

誰かの欲望を満たすだけの操り人形。

自分がどう思うかより、どんな考えを求められているか

どうすべきかより、その行動が人にどう思われるか

そんなことばかりを重要視するようになりました。

 

愛されたい枯渇を満たし、拒否される恐怖をやわらげる為

周囲に良いイメージを与える為なら何でもする。

 

「あの人は、私のことをどう思うか?」

「あの人は私の価値を認めてくれるか?」

「あの人は私の言葉をどう評価するか?」

 

他者の意見を受け入れることは大事なことかもしれない。

でも周りの目を気にするあまり、人の意見に耳を傾けすぎて

振り回され、他人の意見が唯一の判断基準になってしまった。

 

気に入られたいが故に波風を嫌い、誰かの役に立とうと

自らが犠牲になることも厭わない「良い人」。

こんな人を支配し操作するのは簡単でしょう。

 

そして、他人の評価に依存する悪循環に陥っていく。

 

他人にどう思われるか気にすればする程、

自分の判断に自信が持てない。

自分の判断に自信が無くなれば無くなる程、

自分の価値が無いように思え、不安になるので

認められたい・愛されたいと思うようになる。

他人に愛されたい、認められたいと思えば思う程

気に入られなくてはと考えるようになり、

ますます他人の評価が気になってしまう。

 

無限ループ、ぐーるぐる。精神崩壊一直線。

 

支配しようとするもの、それに依存するもの。

無意識とはいえ、自らが壊される状況を

助長しているという驚愕の事実。

 

恐るべき相互作用です。

これに気付けただけ良かったんですよね。

 

次回より数回に分け、攻撃する側の心理や

その攻撃法についても書いていきます。

まだ研究中ではありますが、対処法も少し

紹介できたらいいな…。