自立ってなんだろう

うつ病絶賛再発中のkuraです。

誰もが思ったことがあると思う。

自立したい。早く自立しなくちゃって。

でも自立って、いったい何だろう。

具体的にどういう状況が自立と呼べるのか。

最近知って、救われた言葉がこれです。↓

自立とは、依存先を増やすことである

メンタル業界では有名らしいけど知らなかった。

依存したら自立じゃないじゃんて思ってました。

何にも依存せずに生きていくのが自立じゃんって。

でもこの考え方では違います。

特定の何かに依存するのではなく世界を広げて

視野を広げて色んなものに分散しようって考え方です。

頼っても甘えても良いってことです。

頼ったり甘えたりしないのが自立した大人だし！

って意地になってるとこあったな。

いい歳して恥ずかしいって思っちゃうとこあったな。

完璧を目指して努力するのが偉いって風潮もあるし。

頑張ってて偉いって言われると頑張らないとカスって

心の中で変換されるから真綿で首を締められるのと

同じなんだよな。

相手に一切の悪意がないから余計辛くなるんだよな。

もっと頑張らなくて良いんだよって、

もっとサボれよ適当に抜けるとこ抜けよ潰れんぞって、

そんな辛いなら逃げちゃえよ死ぬよりマシだろ正気かって、

本当はずっと誰かにそう言って欲しかったのかもしれないな。

完璧なものなど無いのだから完璧を目指すのは止めよう。

足りない部分は他の何かに補って貰えばいいんだ。

もっと助けを求めて良いんだ。頼っても良いんだ。

もっと沢山の人たちに弱みを見せちゃっても良いんだ。

そう思うと肩の力が抜ける感じがしました。

ちょっとだけ楽になれた気がしました。

ダメでも良いんだよって言って貰えた気がしました。

そう考えると少し生きやすくなったかもしれない。

完璧じゃないと、しっかりしていないと恥ずかしいとか

申し訳ないとか思って人前で常に極限の緊張状態だった。

変に緊張しすぎて余計に空回りしてばかりだった。

苦しかった悔しかった恥ずかしかった怖かった嫌だった！！

せめて周囲の迷惑にだけはならないようにと真面目に正直に

真摯に懸命に物事に向き合うよう努め、息を殺して隅っこで

丸まって目立たないようにひっそり生きてきた人生だった。

警戒中の野生動物みたいに肩をすくめ、上目遣いで全身の

毛を逆立て、常に逃げ腰で構え何かに怯えていた人生だった。

一切の自尊心を削ぎ落しプライドなんて持つ資格もないと

自分を足蹴にして蔑ろにし続け、険しい道ばかり選んでは

ズタボロの自分を見ない振りして辛くない、辛くないと

脅迫し続けてきた。

お前にはこんな地獄がお似合いだと卑屈になっていた。

おや、なんか遺書みたいな内容になってきたけれど

だから終わりにしますって話じゃないですよ(;´･ω･)

メンヘラポエマーかよって言われそう…

いい加減にしときましょうね…はい。

そんな人生でも、この言葉で救われたって話です。

自分の完璧じゃない所を吊るし上げるだけの人生と

やっと決別できそうって思ったんです。

人は究極に絶望すると人に頼るのを諦めてしまうらしい。

その気持ちも痛いほど分かる。期待することをやめる気持ち。

誰に何度パスを送っても無視された、気付かれなかった、

軽く流されてしまったという経験値もあるのかもしれない。

もうこれ以上傷つかないための最終手段なのかもしれない。

誰にパスを送るべきか考えるのも疲れたって時あるよね。

はじき返されるんじゃやないかっていう不安もあるし。

どう頑張ってもゴールには繋がらない気がすることもある。

誰かに来てほしくて、気付いて欲しくて精一杯ドアを

開けているのに皆が素通りしていく。目もくれず。

完全に閉ざしてしまってから強引に抉じ開け土足で

踏み荒らし、勝手に満足して去っていく人も居る。

荒んでしまった今の自分では人と関わる自信がない。

誰かを不快にさせてしまうんじゃないか、傷つけて

しまうんじゃないかと怖くなり余計に委縮してしまう。

あれまたメンヘラポエマースイッチ入ってない？ｗｗ

ここで昔見た学園ドラマで胸に刺さったセリフを１つ。

人を傷つけるのは良くないことだ。

だけどもっと良くないのは人との関わりを断つことだ。

主演は田村正和さんだった。激渋でカッコ良かったです。

今思い返しても良いセリフだったんだよなぁ。

人は誰も１人では生きていけない。

どうせ１人では生きてはいけないんだから。

もっと頼ったらいいんだよ。素直になれば良いんだよ。

別にそのままでも良いんだよ。変に気張んなよ。

そう言って貰えた気もする。

都合のいい解釈かもしれないけど。

自分の限界を更新していけるのが大人だと思った。

でも自分の限界を知った上で上手に周囲に頼れるのが

本当の大人力というやつなのかもしれない。

１人で頑張り過ぎている真面目で不器用で一生懸命な人に

そんなに頑張るんじゃない、疲れるからって言える

もっと私や周りを頼りなさい、どんどん利用しなさいって

思い切って巻き込んじゃいなよって言ってあげられる。

そんな大人に私はなりたい。