鬱を食らわば

元うつ病不登校児、アラサーでうつ病再発しました。

大事なこと程、誰も教えてくれない

どうも、うつ病絶賛再発中のkuraです。

 

私は勉強が苦手です。

 

勉強そのものが嫌いだったと言うよりは、

ずっと勉強の仕方が分からなかったんです。

こういうの学校では教えてもらえないですよね。

子供のうちに、勉強の仕方を勉強したかったです。

 

大人になっても勉強の機会はありますから、

とても苦労しました。

勉強を始める前に、勉強の仕方から勉強しなければ

いけなかったのです。

 

例えばノートの取り方。

先生が黒板に書くことを何も考えず書き写していました。

正確に書き写すのが授業だと思っていました。

先生の話など聞き流して、色んなペンを使い、

定規を使い、正確に書き写すことにばかり熱中して

それについて何の疑問も持っていなかった。

 

黒板を模写するより、先生が何を言っているのかを

まず良く聞き、理解を深めること。

 

黒板に書かれなかったことこそノートに書くべきだと

気付いたのは、もう随分と遅れを取ってからです。

先生は黒板に文字や記号を書くロボットで、私は

それを書き写すだけのロボット。

その作業をする時間が、私にとっての授業だったのです。

 

自宅学習も、どうしたらいいか分かりませんでした。

教科書とノートを出しても、そこから何をやったら

良いのか分からなかった。一体ここに何を書けばいいの?

授業では先生が書くことを書き写すだけだったので、

何を書けば良いか書いてくれる人が居ないと困りました。

 

自分より勉強ができない人に教える機会があって、

その時に、その人にも分かるように重要なところを

できるだけ簡潔にまとめようとして、苦労しましたが

ノートはこう書けば良いのかと学びました。

 

以降、自習でノートを纏める時は誰かに教えるつもりで

ノートを纏め、苦手な個所は実際に誰かに教えている

つもりで読み返すという作業を繰り返すことにより

記憶力と理解力が上がったように思います。

 

問題集はやっても、それに何の意味があるのか

さっぱり分からないので、ずっと苦痛でした。

 

たまに分厚い問題集を漁り、この一冊で全てを網羅

しようと意気込んでも、分厚いのでやる気が出ない。

殆ど手を付けないで放置…。なんてこともあった。

 

一冊で全てを網羅するような完璧な一冊など

この世に存在しないと気付いた頃には、いい歳に

なってしまっていました。

 

とにかく数をこなして色んな問題に慣れる為には

色んな種類の薄い本を何冊もやればいいなんて、

誰も教えてくれなかったんですもの。

 

勉強に飽きて嫌になっても、決めた時間は絶対やろう

とか思って無理やりやって結局何も頭に入らない…

なんてこともしばしば。

 

自分で決めた時間くらい出来なくてどうする!という

自分からのプレッシャーに圧し潰されて、勉強自体を

途中で止めてしまったり…。

飽きたら他の教科をやれば良い。それに飽きたら

また違う教科をやれば良い。

違う勉強でリフレッシュなんて方法は大人になって

随分と経ってから、ようやく気付いたのです。

 

そうやって自分を教育し直さなければならなかった。

できれば子供の頃に教えてもらいたかったなぁ。

そしたらもっと勉強好きな子供になれたのになぁ。

なんて思いました。

 

この歳だから遅すぎるとか意味がないとは思わないけれど

もっと若いうちに知っていたら、人生の選択肢というか

可能性がもっと広がったのになって思ってしまいます。

 

勉強が嫌いとか苦手って子は、単純に方法が

分からないだけだと思います。

だから楽しさも分からないんです。

楽しめるところまで行けてないだけなんですよね。

楽しむための、ちょっとしたコツを知らないだけ。

 

人間、一生勉強ですよね。

いくつになっても学ぶことはあるし、

学びたいという気持ちも忘れてはならない。

 

勉強って奥が深くて面白いですね。

私も、まだまだ修行中です。