余韻がすごい!この小説!
どうも、うつ病絶賛再発中のkuraです。
うつ病再発以来、趣味の1つであった読書が
楽しめなくなっていました。
集中力が途切れてしまったり、疲れてしまったり
登場人物の名前や経緯を覚えられなくて、何度も
戻って読み返したりしなければならず辛かったです。
そんな状態だったので、最近は短編ものを選んで
読むようにしていました。ショートショートです。
ストーリーは読み切りで40ページ以下のもの。
疲れる前に読み切れるので楽なのです。
その前は読み切りのコミックを読んでいました。
因みに、再発前は1冊600ページ以上で
文章が2段構えの辞書みたいな重さの小説も
ワクワクしながら読んでいました。
佐藤愛子さんの血脈とか、一気読みしました。
再発後は、そこまでの長編は負担が大きいので
低いハードルから始めて少しずつ慣らしてきました。
そして遂に、長さ217ページの作品を読み切りました!
嬉しい~!!
しかも当たりでした。大当たり。
久しぶりだったから余計に感動したのかな?
読んだのはこれです ↓
ヤマダ マコト著
月の女神に、希望の歌を
ミステリー&純愛ラブストーリ&ファンタジー
みたいな話でした。前情報なしで読み始めましたが
あっという間に読めてしまいました。
切なさや悲しさの後に、ちゃんと希望があって嬉しい。
子供の頃の初恋を思い出しました。甘酸っぱい。
Amazonプライムで読み放題だったので軽い気持ちで
読みましたが、他の作品も読んでみたくなりました!
そう言えば昔付き合っていた人に会った時、小学生の頃に
生まれて初めて告白された時の相手に何となく似ている
と思ったことを思い出しました。
相手のコミュニケーション能力が高いせいなのか、
適応能力が高かったのか分からないけど、初めて会った
ような気がせず、ずっと前からどこかで知っていたような…
初めましてとか嘘でしょ?前から側に居たでしょ?
隣じゃなくても斜め後ろぐらいに絶対居たでしょ?
って思ったんですよね。
それまで付き合ってきた人は全員年上だったのですが、
彼は初めての年下でした。それなのに違和感がない。
初めてデートに誘われたあの日から、急速に仲良くなり
最初こそ互いに戸惑ったけれど。
何でこんなにしっくり来るんだ。何で知ってる気がするんだ。
ずっと探してきたみたいに求め合って、
ずっとそうしてきたように自然に側に居るようになって。
もうこれ運命でしょ…なんて思ったりして。
著者にもそんな経験があるのでしょうか。
そんなところから着想を得た作品だとしたら天才。
しばらく余韻から抜けられそうにありません。
他の作品も是非、読みたいけれど。
その前に2周目いっちゃおうかな…。