鬱を食らわば

元うつ病不登校児、アラサーでうつ病再発しました。

ちゃんとしたこと言わなきゃ病

どうも、うつ病絶賛再発中のkuraです。

 

昨日YouTubeを何とはなしに見ていたら

偶然おすすめに上がってきた動画を見ました。

 

アダルトチルドレンが陥りやすい

「ちゃんとしたこと言わなきゃ病」

について分かり易く解説をしてくれる動画です。

とても勉強になりました。もっと早く知りたかった。

 

「ちゃんとしたこと言わなきゃ病」とは…

正式な病気ではなく、思考パターンとでも言いますか

認知の歪みについて以前書いたことがありますが

それに少し似ています。

 

自分の中に批評家が居て、いつもダメ出しをする。

もっとちゃんとしたこと言え!もっと考えてから言え!

もっとスラスラ答えろ!もっとうまく話せ!

そのため人から意見や考えを求められると必要以上に

緊張してしまい、委縮してしまう。

 

そんな自分をまた批判されてしまう。落ち込む。

自己嫌悪や自己否定、羞恥心に苛まれることになり

そういったことを何度も繰り返すうち、自分の中の

批評家を相手に投影してしまう。

 

・自分でさえ自分のことをダメだと思って

 いるのだから、周りもそうに違いない

・周囲もきっと、ちゃんとした答えを求めている

・うまく答えられないと怒らせてしまう…

といった心理が働き、自分の考えより相手にとっての

正解は何かを一番に考えるのです。

 

自分がどう感じるかではなく、相手がどう言って欲しいか。

 

だけど他人の心を100%理解することは不可能だし、

そもそも相手だって何となく聞いただけかもしれない。

 

自分で勝手にハードルを上げて、勝手に緊張して、

勝手にネガティブな判定をして、勝手に落ち込んでしまう。

 

相手を怒らせたに違いないと思い込み、勝手に委縮して

本当は存在しないかもしれない圧力を勝手に感じてしまう。

本当に怒っているのは相手ではなく、自分の中の批評家

だったとしても。

 

もっと怖いのは、勝手に委縮した態度で接し続けることで

本当に相手を怒らせてしまうこと。

最初は怒ってなどいなかったのに、ちょっと意見を聞いたら

勝手にテンパって勝手に委縮して時には逆切れのような

妙な態度を取られることにより苛々してしまう。

 

「さっきは、変なこと言ってすみませんでした」

「え?…何が?」

「あの…怒ってますよね…?」

「え、怒ってないけど」

「いや、怒ってるじゃないですか」

「何が?怒ってないってば」

「ほら、やっぱり怒ってる!」

「だから怒ってないって言ってるじゃん!」

「何でそうやって私にばかり怒るんですか!」

 

普通にしていれば起きなかった不和を自ら生んでしまう。

悪い妄想を自らの手で、遂に実現してしまう。

 

先読み、深読みのし過ぎ、気にしすぎ。でも無自覚。

勝手に怒られてる気がして、勝手に嫌われてる気がして

でも本当は自分に一番怒られて嫌われてるんですよね。

 

だからいつも何かに対して申し訳なくて、恥ずかしくて

自信が無くて、怖くて、肩身が狭くて。

 

こんな状況に心当たりは?↓

・何処に行っても、いつも誰かと合わず喧嘩してしまう。

・何処に行っても、いつも怖い人が居て怒られてしまう。

・何処に行っても、いじめのターゲットにされてしまう。

 

苦しいよね、怖いよね、嫌だよね。

でも、本当に…?

もしかしたら本当の敵は、自分の中に潜んでいるのかも。

本当の被害者になる前に、振り返って気付きたいですね。

 

内からの圧力を外からの圧力だと誤認してしまう。

そういうとこ、私にもあったのかもなぁ。

まずは自己否定の呪縛から脱出しないといけませんね。

 

 

utuwokurawaba.hatenablog.com