鬱を食らわば

元うつ病不登校児、アラサーでうつ病再発しました。

認知の歪み10項目

どうも、うつ病絶賛再発中のkuraです。

 

昨日の記事でちょっとだけ話していた

認知の歪み10項目について書いていきます。

 

昨日お話ししたように、沢山当てはまるからって

落ち込んだりする必要はありません。

 

自分の思考の癖を知り、少しでもストレスを

軽減できるようにしたいですね。

 

では早速!

 

1、全か無か思考

物事を白か黒かでしか考えられない。

中間色のない極端な思考。完璧主義。

例:テストで満点取れなければ99点でも0点と同じ。

 仕事で1つでもミスをすれば、他で成功しても意味がない。など

理想が高く、現実と折り合いがつかなくなれば

一生自信のない状態が続きます。

 

2、一般化のし過ぎ

たった1度の出来事や経験に対して

当然のごとく、これからも常に起きると思い込む。

例:誰かと仲良くなろうとしても、絶対に失敗する。

  あの人はいつも誘いを断る。など

1度や2度の失敗または悪いことを、ずっと続くと思い込む。

 

たった1回、1人への告白が失敗しただけでも

この人は一生自分を拒絶し続けるのだろう。

そして、それは他の誰かでも同じこと…もう一生

誰からも愛されない人生なんだ…なんて

壮大な落ち込み方をするガラスのハートの持ち主。

 

3、心のフィルター

良いことを全て遮断して、悪いことばかりを思い出す。

頭の中がネガティブに染まり、良いことを意識できなくなる。

たった1つの良くないことに拘って、そればかりを

くよくよ考え、自ら進んで世界を真っ暗にしてしまう。

例:こんな人生、良いことなんて1つもない。

 

コップの中の水が、たった1滴の黒いインクで

どんどん黒く染まっていくように…。

と言えば何となく聞こえは良いけど、まぁ要は

目の前にきれいな景色が広がっていても、

足元に落ちているゴミにしか意識が向かなくなっている状態。

 

 

4、マイナス思考(プラスの否定)

何でもないことや良いことまで、無視するどころか

悪いことに変換してしまう。

何が恐ろしいって、これを無意識のうちにやってしまうってこと。

例:仕事で褒められたが、これは過去の失敗の償いに過ぎない。

 道端のゴミを片付けた私は、腐った偽善者だ。

 

良いことがないどころか、悪いことばかりが起こる。

そんな風に感じたら、このパターンに陥っている可能性大!

 

5、結論への飛躍

妥当な根拠なしに、ネガティブな結論を予測する。

誰にも分からない将来を決めつけ、非現実的であっても

それを信じ込んでしまう。

心の読みすぎ、先読みの誤りから起こる。

例:私は一生孤独、一生不幸など。

 

また他人の断片的な行動、発言をネガティブに捉え、

それが本当か確かめもせずに勝手に結論を出す。

例:挨拶を返してくれなかったのは、私を嫌っているからだ。

  目を逸らされたのは、まだあのことを怒っているからだ。など

 

その結果、気まずい反応をしてしまったり、逃避したり…。

自分のネガティブに振り回され、一人相撲を取って

人間関係を悪化させてしまう。

不幸しか映らない水晶玉の前に座った哀れな占い師。

 

6、拡大解釈と過小評価

自分の失敗や悪い点を極端に大きく、成功や良い点を極端に小さく考える。

また他人に対してはその逆に考える。

例:誰かの失敗→たいしたことないよ、と励ませる。

 自分の失敗→私は無能だ…、と落ち込んでしまう。

 

自分の不完全なことに注目しすぎるせいで、

ちょっとした失敗を悪夢のように感じてしまう。

周りの人間はみんな有能なのに、自分だけが無能

…なんて思い始めたら要注意。なんだ私のことか。

 

7、感情的決めつけ

自分の感情を根拠に物事を決めつけてしまう。

自分がそう感じているのだから、それが事実だと思う

感情は考えの反映にすぎないので、考えが歪んでいれば

感情にも妥当性はありません。

例:上司の機嫌が悪いが、私が悪いような気がする。

  何か悪いことをしてしまったに違いない。など

 

怒りや不安で頭がいっぱいになって

感情と事実がごっちゃになる時、あるある。

 

8、すべき思考

自分で考えた基準が当然だと思い込んでしまう。

実際の行動がその基準に合わないと、自己嫌悪や恥、

罪の意識を感じてしまう。

また他人に対しては独善的になりがちで、

自分の基準に合わないと、裏切られたと感じたり

がっかりしてしまう。

例:常識的に考えれば○○するべき。

  まともな人間なら○○する必要がある。など。

 

自分の中の理想を、義務化してしまうことってある。

「こうしたい」→「しなきゃいけない」になって

出来ない自分を責める。

やってくれない誰かを責めてしまう。

 

つい最近も、これで恋人と喧嘩して

遂には2人で泣きながら、何時間も話したっけ。

反省。

 

9、レッテル貼り

柔軟性のないイメージを作り上げ、固定してしまう。

間違った認知に基ずくネガティブな自己イメージを作り上げてしまう。

一般化のしすぎの極端な形ともいえる。

例:これだから最近のゆとり世代は…。

  こんなことも出来ない自分はバカだ。など。

 

自分や他人にレッテルを貼るのは、理解できないことへの

不安や恐怖心からだと言いますが…

 

私個人としては、その方が楽だからじゃないかと思っています。

色んな人や物事に出会う度、1から考えて結論を出すより

この人はこんな人、みたいに決めてしまった方が遥かに楽ですよね。

まぁ、そのレッテルが間違っていたら何にもならないけど。

 

10、個人化

個人的に全く関係のないことで、自分や他人を責める。

責任転嫁と、その逆パターン。

 

まず物事の責任または原因が、全て自分にあると

思い込み、罪の意識に苦しむパターン。

例:今回のプロジェクトが上手くいかなかったのは、

  全て私の責任だ。など

 

自分の失敗どころか人の失敗まで、

自分が足を引っ張っているせいだ…などと責任を感じるタイプ。

これは分かる。めちゃくちゃ分かる!

自分の行動が周りの人に何らかの影響を与えることはあるが、

それは決して、自分が人を操作しているのではない。

 

誰かの行為の結果は、結局はその誰かの責任なのです。

これ頭では理解できても、心がついていかないんだよね。

 

そして、逆パターンの人

例:あの人が足を引っ張らなければ、もっと上手くいったのに。など

 

こういう人の側に居ると、当然だけど

こっちのネガティブキャンペーンも大いに盛り上がってしまう。

個人化の内向きと外向きは、混ぜるな危険!

 

以上が認知の歪みの10項目です。

 

結構ドキッとしたんじゃないでしょうか?

 

誰しも思い当たる節はあるかと思いますが、

怒りや悲しみ、不安、恐怖…これらの感情に

蓋をする必要はありません。人間の持つ大事な感情です。

 

でも、これらの感情に飲み込まれて負けそう!って時

ふと思い出してみて下さい。

この気持ちの根拠は何か?それは本当に正しいのか?

今までと少し違う視点で物事を見られた時、

新しい発見があるかもしれません。

 

物事を平面的ではなく、立体的に見られたら…

 

グルグルと同じ場所を回っているだけで、

全然前に進めない!と思っていた自分の人生が、

実は長い長い螺旋階段で、もう随分と高い所まで

登っていたりするかもしれない。

 

下ばかり見ていた時には気付けなかった絶景が

目の前に開けるかもしれません。

 

希望を持って生きよう。

今回は以上です、ありがとうございました!