些細なことほど話そう
うつ病絶賛再発中のkuraです。
先日、父の姉にあたる叔母と会い
食事をする機会がありました。
家族仲が良く、娘二人は東京に
住んでいて夫は大阪に単身赴任中
ですが、頻繁に行き来していて
グループlineで毎日のように
他愛のない会話をしている人です。
自宅には家族写真が所狭しと
飾られていて、現在進行形で
見る度に新しい写真が増えています。
一方、私たち家族は殆ど一家離散状態。
同居中でさえ家族の会話は殆どなく
大事な連絡でさえ無視されたりします。
写真なんて小学生くらいから撮った
覚えが無いし、昔撮った筈の写真も
1枚も飾られていません。
夫婦仲はとっくに冷え切っており、
お互い外で好き勝手やっている状態。
この違いは何なんだ…。
うちは何故こうなってしまったんだ。
そんなことを叔母さんにそれとなく
遠回しに相談してみたりして…。
終始ニコニコしながら聞いてくれて、
自分なりの考えを押し付けがましく
ならない程度にはっきり言ってくれる。
「うちだって、最初からこうだった
訳じゃないのよ。
家族の会話多いねってよく言われるけど、
意識してそうしているだけなのよ。」
と言われて、よく考えれば当たり前の
ことなんだけど改めてすごいと思った。
「どんなに長く一緒に居たって、
一緒に居るだけで何でも分かるように
なる訳じゃない。
何度も衝突して、お互いの価値観や
考えをさらけ出して共有して修正して
その経験があって初めて理解し合えるの。
『何だ、そんな些細な事で』って
思う様な小さな不満ほど口に出すの。
だって小さいからこそ相手は全く
気付かないかもしれない。
言わなきゃ永遠に伝わらないし、
後回しにするほど言いにくくなる。
言われた方も「何で今更?」って
思っちゃうでしょ?
小さいこと程、消化不良で溜まり
やすいから。だから、相手に
『何、そんな小さいことで』って
言われても、私は本気で怒るの。
うちの喧嘩すごいわよぉ~!」
と、明るく笑い飛ばす叔母さん、
何か…キラキラして見える*1
更に家族のグループlineについては
「くだらない会話に見えるけど、
くだらない話もできない関係じゃ
重要な話なんてもっと出来ないでしょう?」
はい、名言でました。
肝に銘じます。もっと早く知りたかった…。
「小さいこと程、早く伝えて解決しておく。
自分が悪いと思ったらすぐ謝る。
自分が直せるところは直す努力をする。
嫌われることを恐れていては、本当に
分かり合うことは出来ない。
小さな愚痴、文句、くだらない会話が
絆を強くしてくれる。」
それが出来て、初めて家族になれる。
結婚とは、家庭とはそういうものよ。
…だそうです。
分かっているようで、すぐに忘れてしまう。
簡単そうで、実は一番難しい。
そんなことを、もう36年も続けてきたんだな。
(最近結婚36周年だったそうで…)
1人じゃ全然外食しない叔母さんに
ほんのお返しのつもりで、雰囲気の
素敵なカフェを教えてあげたら、
「素敵ね!今度おじさんと来よう♪」
って言ってて、ウキウキとデートの
計画立ててる乙女の顔で可愛かったです。
その直後に、サッと目を伏せて
コロナのせいでまだ暫く来られないけど…
って寂しそうにしてて遠距離恋愛中の
乙女の顔も可愛かったです。
ほんと見習いたい。
もし私が新しい家族を作れる日が来たら
絶対真似する。まだ暫く無いかなぁ…。
2年以上付き合っているパートナーとは
分かり合えたようで核心には触れていない様な
まだお互いに探り合ったり疑り合ったりして
本音を言えない様な時があります。
くだらないことから話してみようか。
衝突しながら修正して、
傷つけ合いながら支え合って。
汚いところも、恥ずかしいところも、
弱いところも全部見せ合って、それでも
やっぱり愛おしいなって思えたら
その時は、あなたと家族になりたい。
*1:+_+