特攻精神より戦略的撤退

うつ病絶賛再発中のkuraです。

昔から言われてきた言葉。

辛いことがあっても逃げずに立ち向かえ。

出来ないと諦めるから出来ないんだ。

忍耐、根性、気合、根気…日本ではまだ

そういったものを崇拝してやまない人が

多過ぎるように思う。

石の上にも三年！

何事も為せば成る！

とにかく我慢が偉い、どんな逆境にも

立ち向かう精神こそ素晴らしいと

子供の頃から刷り込まれる。

今の時代では、例えば

就職したら最低3年居るのが望ましい

みたいに微妙に形を変えているけれど

相変わらず根強い人気を誇っている。

為せば成るってさ、よく考えたら

ダメなものはダメ！みたいな感じで

何の根拠もなく説得力もなく、ただ

同じこと繰り返してるだけでちょっと

バカみたいですよね。

とにかくやれ！やれば出来るさ！って

やらなきゃ出来ないのは分かるけど、

どうやれば良いかってことを全く

考えてないんですよね。頭空っぽかよ。

後は分かんないんで各自で考えて下さい

って言ってるのと同じだからね。

欲しいったら欲しい！って駄々こねる

幼児と同じこと言ってるからね。

何でそんな奴の為に三年も石の上に

座ってなきゃならないんですか。

付き合ってらんねーよ。

下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる！

当たって砕けろ！

みたいな特攻精神をゴリゴリに

幼少期から刷り込まれたりもする。

砕けた後はどうしたら良いのだろう。

無残に砕け散っていく人々に神風なんて

名前を付けるイカれた国の風習がエグイ。

人殺しといて美化すんなし。

今の時代は学校で、企業で、

しごきという形に変わっていたり

所によりそれが正当な教育として

蔓延している。悪しき風習。

逃げちゃダメだ、ここは踏ん張らなきゃ…

今が正念場だ、ここで逃げたら男が廃る…

すぐ逃げる人は逃げ癖が付いてしまう…

みたいな感じで無駄に我慢して壊れてしまう

人が爆延してしまうのは、そのせいですよね。

逃げて何が悪い。逃げ癖が付いて何が悪い。

割れたコップを繋ぎ合わせても元通りには

ならない。

人間も一度壊れたら完全に元には戻らない。

壊れやすくなる。壊れる前には戻れない。

継ぎ接ぎのコップは以前の様には使えない。

限界まで我慢して傷つくのが癖になり、

壊れるのが癖になる方が怖いじゃないか。

いつか取り返しがつかなくなる前に

嫌なことからは、さっさと逃げちゃえば良い。

すぐ逃げる人とか言われても良い。

壊れるよりずっと良いじゃないか。

言わせとけ言わせとけ。

そこで我慢して壊れても、そいつらは

何の責任も取らないし役にも立たんぞ。

逃げるが勝ち、戦略的撤退。バンザイ。