愛がなんだ
うつ病絶賛再発中のkuraです。
クズとバカしか出てこないのにグイグイと
引き込まれて、あっという間に時間が過ぎる。
映画「愛がなんだ」を見ました。
美男美女ばかりなのに全然キラキラしていない。
あざといクズな男に執着するバカで重い女。
クズな男にマジ惚れされる自由過ぎる女。
強かな女に利用され続けるお人好し過ぎる男。
殆ど誰にも共感できずにモヤモヤしながら、
何でだよ!何でそうなるんだよ!と言ってたら
いつの間にか映画が終わりました。
でも不思議と皆、憎めないんだよな。
ちょっと理解が追い付かなくて2回見ました…(;´・ω・)
一番好きなシーンは自由人役の安藤サクラさんが
緊迫した空気の中で突然立ち上がり、何故か
頭きた!パスタ作る!ヽ(`Д´)ノ
とキッチンに猛然と歩み去るシーンです。
あの空気でパスタ作り出せる女…良いなぁwww
嫌いじゃないよ。寧ろ好き。可愛いかったです。
「好きだからこそ好きって言えない時って…あるじゃん」
というセリフが、分かるけど分かりたくないような
複雑な気持ちにさせてくれました。
「幸せになりたいっすねぇ…」と呟くお人好しの
青年に、切なさが爆発して叫びそうになりました。
誰かこの子を幸せにしてやってよ!…と。
出演者の皆さんの演技は間違いなく素晴らしかった。
たとえ共感は出来なくとも全員が魅力的でした。
成田凌さんのあざとさにムカつくのにキュンとした。
くそぉ、カッコいい…(´゚д゚`)
インパクト命みたいな壮大で豪華な映画も楽しいけど、
こんな何でもない日常の、何処にでも居そうな人たちの
どうしようもない生き様に焦点を当ててるのに、
グイグイ引き込んでくれる、こんな映画が好きです。