鬱を食らわば

元うつ病不登校児、アラサーでうつ病再発しました。

納涼祭① 幼少期の家篇

どうも、うつ病絶賛再発中のkuraです。

 

夏ですね。蒸してますね。暑いですね。

ここいらで納涼祭しときましょうか。

120%実際の体験談ですが、別に特別霊感が

強いとかじゃないです。

 

環境が凄すぎたのでさすがに気付いてしまった

だけなんです。本当です。

 

幼少期に住んでいたクソ田舎の掘っ建て小屋の話。

見た目から近所でお化け屋敷と呼ばれていた

あの家、実際お化けが出ました。

 

4人家族で住んでいたけれど、実際はあと7人くらい

同居していたような感覚です。

 

一番分かり易いのは誰もいない部屋から聞こえる声。

一人の時もあれば、複数の声の時もある。

 

複数の時は大抵深夜で、それも大層な盛り上がり様。

きっと父がTVを点けっぱなしでソファで寝ており

大音量でバラエティ番組でも流れているのだろうと

TVを消しに行ったら真っ暗で誰も居なかった、という

事案が週2~3回の頻度で発生。紛らわしい。

 

単体でうるさかったのは女性の声でした。

1階にいる時は2階から、2階にいる時は1階から

通気口越しに何やら楽し気なお喋りが聞こえる。

 

&’%#”*‘+?…=~%”#$E$#…アハハハハ…!

=%4#!…$}+|%’!……ハッハハハハ…!

 

その声は遊びに来た友達にも聞こえていて、

「あれ、kuraのお母さん居るの?電話中?」と

聞かれることもしばしば…。苦笑いで誤魔化す。

ごめん、2階に電話無いし母の声じゃないし

そもそも今家に居るのは私たちだけなんだ。

 

ひょっとして隣の家の声じゃない?って考えた

こともあったけれど…両隣、老婆の1人暮らし。

TVかラジオの声が漏れ聞こえるのかとも思った。

 

けれど、声の元を辿っていくと外じゃなく

どう考えても家の中から聞こえているんだよな。

私たちに聞こえるように、わざと通気口の側で

姿の見えない女が喋り散らかしていたのです。

 

あと階段上り下りの足音と玄関ドア開け閉め音。

あの狭いボロ家で毎日毎日、よく飽きもせず

行ったり来たりできるもんだな、と思ってました。

古いからミシミシ…ミシミシ…と抜群の雰囲気で

足音が鳴ります。そしていつも同じ所で止まる。

確認しても勿論、誰も居ないのです。

 

誰も居ないじゃん…と胸を撫で下ろしたら

背後の玄関ドアが、ギー…バタンッ!

と鳴ったりします。鳴るだけで開閉してない。

 

ある時、初めて遊びに来た女友達が隠れんぼ

したいと言い出したので、渋々承諾しました。

小学校低学年の時の話です。

私は隠れんぼが嫌いでした。だって怖いから。

一人で隠れていると高確率で怖い思いをする。

友達には口が裂けても言えないけれど…。

 

その子は何も知らないまま例の階段の前で数を

数え始めたんですけど、数え終わる前に突然

悲鳴が聞こえてきました。そして半泣きで居間に

駆け込んで来ました。隠れようとしていた私は

驚いて理由を尋ねましたが、その子は突然帰ると

言い出し、何度聞いても理由を教えてくれない。

 

帰り際に怯えた目で階段の突き当りを凝視して

何で教えてくれなかったの?と言い残して去り

それきり二度と遊びに来てくれませんでした。

階段の突き当り。いつも足音が止まる場所。

何を見たんだろう…何を教えて欲しかったんだろう。

でも知らない方が良いこともあるよね。

 

ある夏の日、小学生の私はプールから帰り浴室で

水着を手洗いしていました。

その時、玄関の方でガサガサ…と音がしました。

家には自分しか居なかったのでビクッとなりましたが

取り合えず確認に行きました。

 

すると、廊下のストック類を置いている棚から

コーヒーミルクの袋が1つ落ちていました。

なんだ…乗せ方が悪くて落ちただけか。

もうビックリしたくないので慎重に乗せなおす。

綺麗に並べ直し、落ちそうな物が無いことを確認して

浴室へ戻り再び水着を洗い始めました。

 

 

ほんの十数秒後。

ガサガサ、ガサ、ガシャン…、と再び物音。

また玄関からです。今度は何?確認したよね?

怪訝に思いながらストック棚の方を確認すると、

棚に乗っていた全ての物が廊下の床に並んでいる。

 

落下していたんじゃなく、並んでいたんです。

それを見た直後に目の前の階段の上からミシ…

と足音がしましたが、正体を確認する余裕は無く

回れ右して鍵も閉めずに靴も中途半端に突っ掛け

外へ飛び出しました。

 

ヤバい!と本能が告げていた。見てはいけない。

 

でも数十メートル走った所で、ふと我に返りました。

逃げたところで、結局は帰らなくてはいけない。

そして桶に漬けっ放しの水着を母に見つかったら、

しかも鍵もかけずに出かけたことが知られたら。

きっと…いや絶対に怒られてしまう。

理由を話したところで信じてはもらえないだろう。

 

バカみたいだ…帰ろう(;´・ω・)

その後、床に並んでいる物たちを片付けて水着も

ちゃんと洗いましたが特に何も起こりませんでした。

どうでもいいけど何で私が片付けてるんだろう。

散らかした人が片付けなさいって先生に教わらなかった?

 

もしあの時逃げなかったら、いつかのあの子が見た何か

私も見ることになったんだろうか。

 

信じるか信じないかは、あなた次第です。

 

ネットにも怖い話とか沢山あるけれど、

せっかくなら自分の体験談を載せてみよう。

色々体験しているので、こんな感じで何個か

涼しくなれそうなやつアップしていきます。

 

次回は現在の実家の話にしようか、実家が経つ前に

その土地にあった今は亡き祖父の車庫兼物置の話か

初就職先の飲食店が本当に酷かった話にしようか、

幼少期の実家以外での体験をもう少し掘り下げるか

絶賛迷い中です。