鬱を食らわば

元うつ病不登校児、アラサーでうつ病再発しました。

うつ病の私に追い打ちをかけたもの

どうも、うつ病絶賛再発中のkuraです。

 

うつ病2回目の私が、初めて発症した

10代の頃と、再発した現在の両方で

 

病で塞ぎ込んだ心を更に追い詰たものや

言葉などを紹介していきます。

 

同じような経験がある方に、1人じゃないよ

と言うメッセージを送りたいのと

 

もう1つ。近くにうつ病患者が居る方に

うつ病の人はどんなことに苦痛を

感じるのかを知ってもらいたい。

本当にね、何でもないようなことが

心身に支障をきたすんですよ。

そして、周りが良かれと思ってした言動が

知らぬ間に、その人を傷つけてしまう

励ますつもりが、追い詰めてしまう

そんな悲しいすれ違いを少しでも減らしたい。

 

では、うつ病になってからの私が個人的に

症状悪化に拍車をかけたと感じた瞬間を

早速、挙げてみます。

 

1、気候の変化

特に寒さに弱くなりました。あとは、雨・雪・強風。

そういうちょっとした刺激が辛すぎる。

気分が落ちたり、体の具合が悪くなったりします。

 

2、会社とのやり取り

電話やメールを始め、やむを得ず出社することもある。

週者の場合は数日前から体調が下降し、当日は最悪。

以降3日ほど寝込む、というパターン。

組織に属している以上は仕方のないことですが、

やはり負担はあります。

迷惑をかけてしまっているという罪悪感から、

過剰な気遣いをしたり、緊張状態が続いたり。

当日の早朝から吐き続け、出社する頃には熱が上がり始め

帰宅直後から1週間、寝たきりになったことがあります。

 

 

3、薬が合わない

病気である以上は薬を飲めば治ると思って

楽になりたい一心で縋る様に飲むわけです。

なのに効果が実感できなかったり、

副作用ばかりが強く出て辛いだけってことも

結構あるあるなんです。

薬の種類は沢山あるけど、何を飲むかは

当然ながら自分で選択することはできない。

単純に体にも負担がかかり、頼みの綱である

薬が効かなかったという落胆もある。辛い。

 

4、経済的な問題

うつ病で働けないとなると、当然収入はなし。

でも生活に必要な最低限のお金は要る。

税金や年金、保険料の支払いもある。

貯金があっても不安は募る。

風邪や骨折と違って、具体的にはっきりと

いつ頃までには治りますと言って貰えない

病気であるからです。

うつ病はお金があれば治るとは思いませんが、

金銭面での悩みがないことで、精神的負担を

軽減できると考えると、ある程度お金は必要です。

 

5、自己啓発本

うつ病になると、気力と体力が著しく低下します。

とにかく、生きる為のエネルギーが尽きかけている状態。

元気な時であれば、モチベーションアップや人生をより

豊かなものにする為に、こういった物を活用するのは良い。

しかし、うつ病でエネルギーが底をつきそうな段階では

それを実行するのはあまり現実的ではないし、お勧めもしない。

落ち込んでるみたいだし、これ読んでみたら?って

何気なく渡された自己啓発本に傷を抉られることもあるので

やろうとしている人はちょっと待って欲しい。

 

6、独自の見解を語る人

うつ病について、自分はこう思う。

こうしたら治るんじゃないの?といった見解を

独自の視点で語りだす人。

そういう話は医者とするか、自分でも考えるし

そうやって語る人に限ってなんか違うことを言いがち。

具体例としては、

休んでたら余計に具合悪くなるんじゃない?

心の病気なんて、あって無いようなものだし

気の持ちようでどうにでもなるから頑張りなよ。

うつ病ってタイプに見えないけど、本当にうつ病

ストレス溜まってるなら、その分遊べば?

薬飲まない方が良いんじゃない?

って感じですかね。

心が掻き乱されるだけでメリット無し。

 

7、シンプルに無神経

うつ病で心が落ち込んでいる時は、

通常モードより過敏になっているし

上手く受け流したり出来ないことが多い。

本当に治したいって思ってる?とか

今何が楽しくて生きてるの?って言われて

死にたくなった経験があります。

 

8、過干渉

自分のことだけでいっぱいいっぱいに

なってしまうことが多いので、はっきり言って

他人に構う余裕がありません。

一人でゆっくり考えたり休んだりする時間が

とても大事だと思います。

うつ病になって実家に戻った人などに

多くみられる悩みですね。

まだ寝てるの?少し外に出てみたら?

体調はどう?まだ働かないの?

一日中、顔を合わせる度にこれだと

さすがに疲れる。気持ちは分かるけどね。

 

9、説教

先ほど言ったように、受け流すことが難しい

状態なので、これは刺激が強すぎます。

いつまでも働かず、家で寝てばかりだったりして

もどかしいし、見てる方だって気が滅入るのは分かる。

これはもう、ショック療法もありかも…?なんて

思い始める。家族とかだと遠慮もなくなってくる。

寝てばかりいないで働け!怠け者が!くらい言いたくなる。

 

私も中学生でうつ病を発症した時、親に毎日のように

こっちまで気が滅入る、お前がいる家に帰りたくない。

治そうという気も感じられない。お前は死んでるのと同じだ。

外に出られるなら学校だって行けるだろう、怠け者。

ダラダラしたいから病気になったんだろう?という類の

説教を1回に1時間以上、正座で聞かされていました。

 

後で分かったのは、何が正しいかはもう自分で

判断できる年齢だし、言われなくても分かっているので

この説教を聞くメリットは1つも無かったってこと。

落ち込みが激しくなり、体調も悪化して

自傷行為の回数を増やしただけでした。

 

この甘えから病気になろうとしているという言葉は、

相当なトラウマですね。

 

親以外にも、例えば職場でも

最近の人って嫌なことあるとすぐ診断書もってくるよね

みたいな言葉。

そういう人も居るかもしれないけど…全員ではないです。

そして、ますます言いずらい空気が広まっていく。

自分でも認められず、無理して平気なふりをして

どんどん悪化してしまう。

そういう人も居るってこと、知ってほしいです。

 

おまけ

余計なお世話だよって言葉もありますよね。

ちょっと言葉悪いですけどね。これ言う人は

良かれと思って言ってるのでしょうから。

そういう人の人格を否定してるわけじゃありません。

私にとってはつらい言葉だったという感想です。

お金、大丈夫なの?

将来のこととか考えてる?みたいなやつ。

 

それ聞いてどうするんですか?って思うし、

うつ病患者じゃなくたって、将来について

具体的に考えて計画を立てて実行している人って

どのくらい居るのでしょうか?

で、そういうあなたはどうなんです?興味ないけど。

 

どこに行っても嫌なことはある、とか

そんなこと誰にだってある、とかも要らないですね。

はぁ…としか返せない。そして言われなくても知ってる。

何でうつ病になったの?に続くことが多い言葉。

強引に嫌な記憶を引きずり出しておいて、これ。

何の解決にもならないし、参考にもならない。

 

以上がうつ病の私に追い打ちをかけたものになります。

 

良かれと思ってがモットーの方たちに

少しでもブレーキが掛けられたら良いな…。