鬱を食らわば

元うつ病不登校児、アラサーでうつ病再発しました。

回復期=安定期ではない!

どうも、うつ病絶賛再発中のkuraです。

 

突然ですが、うつ病に関する誤解って結構あると思うんですよ。

 

昔と比べれば、まぁまぁ理解されてきてはいるんだろうけど

今でも偏見はあるし、ただ知らないだけの人とか

理由も考え方もそれぞれにあるとは思いますが…

 

何個か例を挙げてみますね。

うつ病は気持ちの問題であり、気の持ちようで何とでもなる

うつ病は薬を飲めば治る(間違いではないけど…△ですね)。

うつ病が良くなれば、すぐに全てが元通りになる(バリバリ働ける等)。

・重症期が過ぎ回復期に入れば、もうそんなに辛くない。

 

まだまだありそうですが、このくらいにして…。

よく聞くものも、あるかと思います。

 

私は精神科医でも何でもないので、

あくまでも個人的な意見でしかないのですが

 

うつ病の診断を2度受けていますし

体験したことがない人よりは、分かっていると思います。

 

これらの誤解の中で、今回は最後に挙げた

 

・回復期に入れれば、もうそんなに辛くない。

 

こちらについて、お話ししたいと思います。

私自身、現在は回復期にいるので

イムリーな話題となるわけですが、

回復期って言葉だけを聞くと、「回復」って言ってるし

もうだいぶ心も体も落ち着いて、安定してるって

思われがちなんですが…実際は全然そんなことなくて。

大事なことなんで、もう一回言います。

 

全然、安定しないです!安定、してないですよ!

何なら重症期より不安定ですから!

 

…というお話を、これからしていきます。

 

周りにうつ病の人がいる、または自分がうつ病

という人たちにとって、

少しでも参考になれば良いなと思います。

 

まずはうつ病と、その発症から寛解までの流れを簡単に。

最低限、これ知ってないと話にならないので。

 

1、うつ病とは?

まぁ平たく言えば

気分が落ち込む・無気力などの精神症状のほか、

眠れない・疲れやすいなどの身体症状が現れ

その状態が、長期間持続する病気です。

 

うつ病の中でも種類分けがされていますが、

大きく分けると、

うつ病性障害(単極性うつ病

双極性障害躁うつ病の2つです。

 

因みに私は2回とも前者です。なので後者については詳しくないです。

 

2、うつ病発症から寛解までの流れ

実際に体験して感じたままをお伝えすると

 

①発症(異変は感じるが日常生活をおくれる程度)

②急性期(症状が一気に出始める)

③重症期(一番どん底の時。何もできない。ずっと地獄)

④回復期(不安定ながらも落ち着きを取り戻す)

寛解(再発予防期を含む)

 

うん、こんな感じですかね…。

 

回復期、不安定ながらも落ち着きを取り戻す。

この不安定ながらもってところが、実はめちゃくちゃ重要なんですよ!

 

重症期のどん底は、もう底に着いちゃってるので

地獄ではあるけど、ある意味安定してるんですよ。

これ以上落ちないので、毎日がこの世の終わりなわけです。

 

しかし回復期に入ると、まぁまぁ調子のいい日が出てきます。

人間良い方にはすぐ慣れますし、

調子が良くなってくると欲も出てくる。

 

もう治ったんじゃ…?とか、

やったー!もうすぐ治る!とか思ってくるわけです。

やっとゴールが見えてきたと嬉しくもなる。

 

それなのに、それなのに…

 

次の日、また重症期並みの地獄が待っていた!!

 

しかも何日も…なんてことがよくあります。回復期あるある。

良くなって悪くなってを繰り返しながら、調子のいい時期を

少しずつ増やしていこうね、っていう時期なんです。

 

でもちょっと調子が良いとね、つい期待しちゃう。

だから落ちた時は余計に辛いんですよね…。

 

周りからは元気そうね、なんて言われて無駄に焦ったりして。

ある程度取り繕えるくらいには回復した、というだけなんですが…

取り繕った後で何日も寝込んじゃったりしてんの、あんた知らんでしょ!と言いたい。

 

そういうのはね、ホント全部無視していい。

もう働けるんじゃない?とかさ、ホントはうつ病じゃないんじゃない?とかさ…

 

お前は医者にでもなったつもりか?!

 

って人、居るよねぇ。居る居る。

余計なお世話なんで、そっとしといてあげてください。

 

いやぁ熱くなって申し訳ないです。

長くなってしまいましたが、今回はこの辺で。

 

ありがとうございました!

ではまた。