高圧上司の行動が今さら問題になっているらしい
うつ病絶賛再発中のkuraです。
私が働いていた職場で、かつての直属の上司が今更
問題視されているらしい。
きっかけは顧客からのあるクレーム。
その内容から自分が嫌いな顧客に関する一切を
全て部下に押し付けていたことが明るみに出た。
電話連絡から実際に訪問して行う説明や契約など
立場上必要なことも含めて一切を押し付けていた。
今に始まったことじゃないけど。ずっとそうでしたよ。
逆に何で今?と思ってしまった(;´・ω・)
その少し前には、小さなミスで部下を自分のデスクの
脇に立たせたまま長時間激しく叱責し、その部下は
早朝から殆ど休憩も食事もせず働き詰めだったため
とうとう上司のデスク脇で倒れてしまったという。
社畜と化したその部下は、当日こそ早退したものの
その分を巻き返そうと翌日はいつも以上に早く出社。
顔面蒼白のまま、やる気をアピールをしていた。
心配する周囲の職員に対して、上司は全員に昨日の
件に関して一切口にするな。本人に体調も聞くなと
謎の緘口令を出し、その部下を別室に呼び出して
自己管理がなっていない、そのせいで自分が酷い
上司の様に見られて迷惑だと重ねて叱責した。
そう言えば、私も連日サービス残業当たり前のくせに
ある日突然怒られたことあったな。
「毎日遅くまで残ってると私が変に言われるのよ!
あと食事してるとこ見たことないけど、食べてる?
あなた痩せてるし、そんなんじゃ私が周りに変に
思われるじゃない!私が言われちゃうのよ分かってる?」
って…そうですよ、あなたがやれって言ったんですよ。
自主的な勉強兼ねてるから残業は付けないのが当然とか、
仕事が遅いから残るのは仕方ないとか、休憩時間だって
休憩なんてしてる場合じゃないでしょうとか言ったでしょ。
求人の仲介料が高かったんだから、がむしゃらに働いて元を
取れ、取るまで休むなとか言ってましたよね、言いましたよ。
変なんですよ。そこ気付いてくれないんかい。
他部署の人でさえ「いつまで持つかね…」と裏でコソコソ
囁いていたそうですが。なんて考えてたら顔に出てたのか
それとも自分でも自覚があったのか知りませんが…(;´Д`)
私は知らないわよ。人のしないでよ、そういうの一番迷惑!
と止めの一撃を食らって結局何も言えませんでした。
倒れた部下も死にそうな顔しながら現在も働いており、
周囲で密かに「もうすぐ死ぬのでは…?」と囁かれて
いるそうです。死ぬ前に辞めて欲しいです。
それ以前にも、私が入社する直前の半年で6名が
辞めていったと、ある古株の職員が教えてくれました。
私の入社後も、その上司が気に入らないという理由で
集中攻撃を仕掛け、自主的に異動した人が2名。
大した理由もなく上司に強制異動させられた人が1名。
自主退社が2名、病気で働けなくなった人が1名。
過労で仕事中に交通事故を起こし働けなくなった人が1名。
わずか2年でこの実績です。恐るべき事実。
今更でも何でも良いから、どんどん問題にしてくれ。
しかし、ざまあみろと手放しに喜べない私です。
それは、組織内の問題においてこいつさえ居なければ
という単純で分かり易い悪役など居ないからでしょう。
誰か一人のせいにして解決できる訳じゃない。
上司もまた、更に上の上司に仕えている部下であり、
組織の一部に過ぎないのです。
上には上が居て、そこにはやはり別の問題が蔓延っている。
「倍返しだ!」と勢い込んでみたところで、仮に一個人への
倍返しを達成したとしても別に新たな問題が出てくるだけ。
ドラマなら最終回までにスッキリ解決できるかもしれないけど
現実の世界ではそういう展開にはならないことの方が多い。
大抵の者は潰されるか、その前に去っていく。
そしてその圧力の終着点は…やはり下で働く者たちです。
上でやり玉に揚げられた上司は、その憂さを晴らすかの様に
今は非常勤の職員たちに辛く当たっているそうです。
ミスとも呼べないような小さなことを、全職員に共有し
公開処刑にしていると聞きました。目に浮かぶ。
私はあの職場を上司の独裁国家のように感じていました。
先輩や同僚を軍隊のように感じました。命令は絶対なのです。
正しかろうが誤りだろうが言われたらやるし、反対されたら
二度と口にも出さない。という空気でした。
何をやるにも上司にお伺いを立て、言葉の1つ1つに
細心の注意を払い怒らせないように気を付ける。
上司と話す時、地雷原を歩いているような気分でした。
常に仕事に高い理想を持ち、やる気があるとアピールし
失敗はバレる前に解決して隠し、実績だけを報告する。
お世辞で持ち上げ、自虐ネタで謙りながら場を和ませ、
タイミングを見つつ好物を差し入れてご機嫌を取る。
他の職員の失敗を進んで告げ口し、懐に潜り込む。
それが出来ないものは優先的に次のターゲットとなる。
いつもギスギスして異様な緊張感に包まれた環境でした。
もちろん辛かったけれど、一番辛かったのがコレです。
もう限界でした。あんなの二度とゴメンです。
しかし仮に当の上司が居なくなったとして、
そういう体質に染まりきった職場が変わるでしょうか?
私はそうは思えません。今の上司と同じポジションに、
別の誰かが成り代わるだけになるでしょう。
こいつさえ居なければ、なんて単純なことじゃない。
もっと根深くて果てしない問題に全員が向き合わない限り
あの職場は永遠にあのままだと思うのです。
仕事は内容より環境が大事だと気付かされました。
でも実際は働いてみるまで分からないことが多い
っていうのが一番難しい問題ですけどね。
取り合えず、壊れたけど死ぬ前に辞めて良かった。