鬱を食らわば

元うつ病不登校児、アラサーでうつ病再発しました。

無知と言う怖さ

どうも、うつ病絶賛再発中のkuraです。

 

前回の記事でトラウマについて

色々と書いてしまったせいか、悪夢を見ました(笑)

 

最近情緒不安定だからかな。

嫌なことを思い出してしまいました。

頭の外に出さないと、ずっと自分の中に

残っているような気がして気持ち悪いので

ここでちょっと吐き出させてください…。

 

幼少期の私は体が弱く、すぐに熱を出したり

お腹を壊したり、吐いたりする子供だったんです。

近所の内科に通っては点滴をされる日々でした。

 

その頃、病み上がりの私にある1人の大人が

「まだ熱あるんじゃないのかい?」

優しく声を掛けました。そして、

「熱を測るには舌と舌で行うのが良い」

と言われたのです。

 

熱が出たら口の中が熱くなるでしょ?

舌は敏感なところだから、そこで熱を

測るのが一番なんだよ。

さぁ、口を開けて。舌を出してごらん。

 

私は幼児でした。何も知らなかった。

大人に当然のようにそう言われれば、

そうなのかなと思ってしまったのです。

ちょっと嫌だけど、熱を測る為だから…

 

始めて他人の舌の感触を知りました。

煙草臭いしグネグネ動いて気持ち悪かった。

息も煙草の臭いで不快だったし、

妙な輝きを放つ瞳が怖かった。

何が怖いか分からないけど、怖かった。

早く終わって欲しいと願いました。

 

ジュースを飲んで後味を消そうとして

吐きそうになりましたが堪えました。

何度もうがいをして、でも、ずっと

あの味が、感触が口の中に残っている

ような気がしました。

 

それからも何度か同じ方法で

「熱を測ってもらった」ことがあります。

息を止めることで不快感が少しだけ

軽減できると本能的に学びましたが、

途中で苦しくなって我慢できずに

息を吸ってしまうこともありました。

 

お熱測るよ、という言葉をあんなにも

恐れたことは後にも先にも無いと思います。

 

今なら分かるのに。おかしいって。

知らないって怖い。